イベリア半島を南下、ムヒア港 MUXIA
イベリア半島を南下、ムヒア港 MUXIA
ラコルニアで嫌な事件がありましたが、エンジン関係の修理、街、近郊の観光等で5日滞在、天気を確認して、次の出会いへ、イベリア半島を南下のセーリングへ出発。
この地方は硬い荒い地層の岩山が多い。海岸線は切り立った岩石の磯が多く、海岸からの反射波が多い。複雑な揺れは、クルージングが実に不愉快。 十分に岸から離れての航路選定です。
この付近の人々は、通称“死の海岸”と呼んでいます。
多くの漁船を見てますと、やはりこの様な海を生活の糧とし続けた、厳しさが伝わって来ます。海の幸は多そうでした。
海岸線の凹凸、暗礁の多さ、死の海岸を実感します。でも、判っていても、生活の糧を求めて、獲物の多い所へ?
なぜムヒア港へ?
厳しい海岸を南下すると、海岸が大きく凹むように湾になり、その湾の中央付近で、北へ小さい半島が出てます。
この半島の半ばに、長い防波堤を出し港が出来てるのがムヒア港。この半島の突端に、バスでお参りに来るほど著名な教会があります。
この港から2NM程の所に、より安全な大きい港が有ったのですが、なぜかこの港へ魅かれました。
街で、此処に日本人が住んでると聞き、後に知り合いになりました。Tさん、スペイン人の奥さん、3人の子供さんと、見晴らしの良い、丘の中腹の家でお暮らしです。
思わぬ出会いがあり、様々な人生、生き方を学びました。そして別れです。
この地方、”死の海岸”と呼ばれる。やはり遭難者の霊を祀る事に関係があるのでは、とか。