セビリアへ河・Guadalquivir 河を上る
Guadalquivir(グァダルキービール)河を遡り セビリアへ
Guadiana河クルーズで、海洋クルーズとは違う、冒険に似た、体験を持ち、河口の港・Ayamonteに帰港しても、感情が昂ぶっていたのでは。
セビリア! 映画、書籍、色々の面で、人々、特に男性に心地よく響くと言われる地名。スペインの大航海時代、多くの黄金を持ち帰り、遡った河に興味を持ち、内陸へ再度のクルーズを計画しました。
両河口間の距離は、約55NM(100KM)、この行程の途中は比較的遠浅、大海、特に南西からのウネリは高くなる傾向で、押し寄せます。両地間の海図には、多くの難破船のマーク。荒天時には特に要警戒です。
天候確認後、Guadalquivir(グァダルキービール)河の河口へ明け方到着、満ち潮へ乗れるよう、Ayamonteを発ちました。
途中、風は強くないが、予想外にウネリの複雑さで、ヨットのイヤーな揺れを受けました。
Ayamonte~Guadalquivir(グァダルキービール)河の河口迄。
左端海岸がAyamonte。 画面右上がセビリア。
予定通り明け方、セビリアへの河口へ到着。河へ入り揺れから解放されたときは、朝日と共に快適さが蘇ります。
セビリア市内までの距離は、45NM(83KM=東京~小田原間の距離) 河の流れは緩やか、特に満ち潮では、途中まで後ろから押してくれます。大型船も常に航行する河は、航路標識に従えば、全く安全です。
河口から左岸、約8KMは、ヨーロッパ第1と言われる、国立公園で、綺麗な林の連続です。
写真でご覧のように、さざ波さえない、鏡のような水面、濁り気味の水面には、多くの小魚が跳ね、ヨットの上まで跳び上がる。
漁師の漁もノンビリした待ちの漁法。流れはゆったり、周囲は低地で牧畜が広がり、牛が目に付きます。
ウネリも、大きい波もない河では、漁船、運搬船も形が違います。
ヨーロッパ最高の公園は、木立も深く、ポルトガル沿岸で見た、木立と違います。
移動しては止まり、その場所で網を沈め、魚が入るのを待つ漁法。
標識はしっかりとしていて、安心です。大型船も通行してます。
左右を間違えなければ、安全です。
大きさは違いますが、この中心が塔のような建物を目にします。
河の色はこの様で、多くの魚が水面上に跳ぶのが不思議な感じでした。
舳先の方で、音がするので、ミーコが確認に。
1匹のボラが甲板上で跳ねていました。
市内へ近付くと、河は2本に別れます。左はセビリアの西側をさらに上流、コルドバ市内も貫通。
右へ往くと、セビリア市内へ入ります。
水路は一部ご覧の通りの様な所も通過。
間もなく、最初の水門が近づきます。
水門は開いたままの事も多いそうです。
この時は、接近の時、開きました。
ドック内は大型船の荷役設備・クレーンなどが多い場所を通過し、さらに奥へ。
頑丈な橋が見えてきました。通行量の多い、忙しい橋?朝、夕の2回だけしか開かない。開くまで手前右側に係船して待ちます。例外は大型船が通るときは時間に関係なく、優先して開きます。
この橋の向こう側は、繁華街。
この樹は時間待ちしていたとき、直ぐ近くの鳩の群れを撮ったもの。
ヨット倶楽部に係留後開きかけた橋。橋の向こう側に、係留中のヨットが見えてます。
やがて大型の汽船が通過。
後日、観光の時、高い塔からヨット倶楽部の方角を撮影。
世界各地から訪れた人達。
セビリアは天国、長く逗留すると離れなくなるとのアドバイス。
直ぐ離れる予定の人が、1年も逗留しているヨットもいるとか。
タカマミからヨット倶楽部を見る。林の向こうに、プールを始め色々の施設。利用可能です。繁華街中心部まで徒歩の距離。
林の内側は中心街です。
ヨット倶楽部に係留中。
林に囲まれたクラブの施設。雰囲気は最高です。
倶楽部から。向こう岸林の向こうは街並みです。黄金の塔も。
倶楽部の直ぐ向かい側。個人的な係留場所。費用が安いので、利用する人も。
倶楽部の隣も静かで、安心できます。
設備、保安、街へのアクセス、安心して近辺へ旅行へ。
10日間滞在しましたが、すごっく短く感じました。離れたく無くなるの感じが実感できました。
熱い思いを断ち切り、引き潮に乗る時間にセビリアを後にしました。
次の目的地、カジス方面へ到着の、時間調整で河口近く、国立公園側へ錨泊して熱を冷ましました。