国境の河・Guadiana を遡り、中世ヘスリップ
国境の河・Guadiana を遡り、中世ヘスリップ
河を遡るには、出来るだけ、満ち潮を利用します。注意は満ち潮の流れと、川の流れが極端に違うと、段差が出来危険なことも。干満の差が大きい地方の河で、大潮の時起こりやすく、岸辺の人、運行関係の人は、時間に合わせ、警戒します。
’ボア’と呼ばれている所も。
この地方は、一応港湾事務所で、確認。この河は、問題ないとのことで、満ち潮の時間に合わせ、上流へ向かいます。
目的地・Pomaraoまでの河は、両国の国境。
向かいのスペイン領の街、Ayamonte へ寄港。パスポートに入国の印。
中央のグレイの線が河です。図には、地名が出てませんが、目的地・Pomaraoは、河とダークグリーンの交差する少し上の所です。
地図を2段拡大で表示されます。
河口からこの地迄、距離約45KMです。
スペイン側。 マリム城
アヤモンテ郊外。 ここから家屋はちらほら。
途中、村は僅か両国共、1カ所ずつの村落。
時々孤立したように建物が。
土地は一般に赤色の地で、植物も谷間のような所を除いて、広い群生は見られません。
スペイン側。この辺りまでは、時々上ってくる船もいるそうです。
中程の、ポルトガル側、要塞の跡と村落。
目的地まであと少し。
スペイン側に要塞の跡が。
山側にある建物は? でした。
両国に跨るダム。上流には湖。この中に国境が。
Pomarao 村へ着きました。 遙か上流が見えます。
この村から上流へは浅くてゆけません。
上は葡萄棚、右端は唐辛子です。
朝、鞄を背負った子供が数人集まり、やがて小型のバスが坂道を降りてきて、子供を学校へ連れて行きました。どのくらいの距離かは聞けませんでした。
暫くして、小さなトラックがやってきて、数人の住民が寄り集まり、買い物をしてました。
外部からはそれだけ。
建物の窓、開口部は小さく、中を見る機会は、ありませんでした。
此のばーさんが持ち出して来て、この地の古い写真を見せて貰い、ご機嫌な2人。
会話は?
家の山側が、自然の岩盤を利用している家もあります。
一番上の段の家の、おばーさん。 洗濯の手を休めてご愛敬。
只1つの船着き場。
中程の植物は、サボテンです。
この場所で、1夜過ごしました。
村の全景です。
左側村はポルトガル、ダムの右はスペイン。
昼間も、夜も静かで、物音をたてるのに、気が引けます。
素晴らしい雰囲気を有難うさんでした。
両国側の植物は、次の3面で。
イチジク。 ザクロ。 オリーブ。 ヨシノキ。等が多かったと、カネの観察。 それにしても大きい、古い木がありません。
無事、スペイン側のアヤモンテへ着きお休みです。
河の航行は、河が曲がっている場所は、湾曲の外側を通行するのが、常識ですが、この河を上がっている時、それまで4~5Mの水深が、1Mほどの水深に急激に浅くなる事を経験。
どうしてか? 観察した結果、大きい河へ、支流の小さい河が流れ込み、土砂を大きい河へ運び、その場所だけが浅い。その様なことが原因かと結論しました。