海の玄関から今日は!  ヨット・タカマミ で一緒に海外クルージングの世界へ。

トラベルミュンデ〜キール運河

トラベルミュンデ〜キール運河

トラベルミュンデでジャンク市場、観光地の探索など、のんびり、しかし直ぐ近くは体制の違う東ドイツ。東西間のイザコザは日々耳にする。目の前にして、緊張感も出ます。特にリューベックへの往復時左右の沿岸の対照的な光景は異常です。

方やビキニ姿で戯れる人々、方や人、1人の姿が見えず監視所の多さ。国境地帯沿岸ではリューベックまで、東陣営側に人の姿を見ず、ただ監視所からの視線を感じた有様。

リューベックからエルベ川へ抜ける運河の通過をあきらめキール運河で北海側へ出る経路へ変更。

ドイツへ入国して以来の経路を後帰り、キール運河のバルト海側入口に近いOLYMPIAZENTRUM 港へ向かう。
途中予期しない、猛雷雨に出会う、天候の急変、海域への不慣れ。突然軍艦が現れ、何処へ向かうか?さすがに東西の接点に近い海域。付近には海軍の施設も。 目的港を告げると、そのままの進路を保つようにと。WAY旗を揚げてる(安全なる航海を祈る、を意味する信号旗の組み合わせ)。OVG を返す。御親切に!!

OLYMPIAZENTRUM ハーバーは規模が大きい割には、スペースを大事にする係留方法・前又は後ろを桟橋へ着けて、反対側両側をポール、又はブイに係留。横付けはさせない。
静かで休養には最高。運河入口までは6NMの位置。

ユトランド半島の根っ子を横断する世界三大運河の一つキール運河
英語名は KIEL CANAL  
ドイツ名は NORD OSTSEE KANAL
バルト海側:KIELと北海側:エルベ河、河口近くのBRUNSBUTTELを結ぶ全長約54NM(98KM)を結び100年以上の歴史があります。

運河を抜けるとエルベ河、河口近くの西側にCAXHAVENマリーナがあります。タカマミはコックスハフェンへ向かいます。

キール港からはスエーデンデンマークへの大型フェリーボートの基地になってるのと、キール運河を利用する船、レジャーボートの遊び場で、湾一帯は想像を超す賑やかさでした。
運河の入口への湾へ右岸の風景

レジャーボート、大型船の出入り、交通は頻繁

船の往来の多さは想像以上です。右端の塔は海軍関係の塔

運河へ接近、マークが判り易いと操船は楽です

安全運航の道標、このような所で整備、設置のお手配を

キール運河、バルチック海側の入口へ

シー・ロック入り、中での作業、は忙しくて撮影できませんでした。
次の画面は、SEA LOCK・ドックを出てきた後、運河内で振り向き撮影したものです。
左よりのドック内に、未だ出終わらないヨット、ボートが見えます。
写真では2列しか見えませんが、
300M 程の長さが2列
150M 程の長さが2列
それぞれ対になって、効率良く捌いてます。
更に詳しくは、北海側の写真をご覧あれ!
150m程の閘門内で多くの小型船を捌いてます。

キール運河内反方向うへの船団。多かった行き遭い船。
田園地帯、市街地・・様々でした。
1日航程でも着きますが、ゆっくりと運河内でお休み。中程に、質素ですが安全な施設

仮泊地周辺は、運河内とは思えない雰囲気

船の通過の合間に、人、物を運ぶ。 現代版谷間のモッコ? を連想させました。パナマ運河、スエズ運河、コリントス運河等では見れない光景

オランダでなくても、こんな風景が

次の7枚の写真、キール運河、北海側シーロックの写真です。バルチック側も殆ど同じ規模、設備です。

この写真、左端に近く150M*2 サイズの閘門。 中央に300M*2 が見えます。右端の杭は大型船の仮泊施設。
ブランスブッテルのシーロックへ接近です。

これ300M シーロック。内側陸上から

通過は翌日、仮泊場所へ係留のタカマミ。外がはへお仲間。微かに遠くに潜って来た橋が見える。

仮泊している船。この近くに商店街があり、期待しなかった散策でご満悦のクルーでした。

次の写真4枚 シーロック内の様子です。
なんと、大型船用のシーロックを使用。通常はこの300mクラスの閘門は大型船に使用されます。

キール運河のロック内には、岸壁に沿って上下可能のステージがあり、小型船は舫い綱を岸壁でなく、上下動するステージにとる。 水位に合わせて、舫い綱を調整する必要がない。大変助かります。助っ人も必要なし
キール運河ロック内に岸壁に沿って上下可能のステージがあり、小型船は舫い綱を岸壁でなく、上下動するステージにとる。

北海側の干満差は大きい。運河側のシーロックが閉じられ、ロック内水位の調節が終わると。
北海に面する水門が開けられている時

この様にして、タカマミは北海側へ。
エルベ河の下り流れに乗り、約15NM下流、河口近くのコックスハーフェン港(CUXHAVEN)へ。

エルベ河岸沿いに強固に築かれた、岸壁に囲まれたハーバー・コックスハーフェンは、流れに垂直に入るので、気を使いましたが、一度中へ入ると静か。
なんとまたもやハプニング!
マリーナのスタッフが来て、日の丸を掲げたいが無いので、タカマミが揚げている、旗をぜひ貸してくれ!
マリーナのフラッグポストではためく、タカマミの日の丸

クルー御苦労さん。マストの向こうには、エルベ河。左隅には、マリーナに続く岸壁に商船が係留

マリーナの招待でレック博物館・海事関係を展示、主として海難に関連した物
U ボートの前で。

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